秩父三社の宝登山神社へお参りします。
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【秩父札所】観音巡礼・札所めぐりで使うGPS対応巡礼地図を作りました。
夏も終わりに近い8月の第4週、関東地方は、15号と16号のダブル台風の間を寒気が南下し、肌寒く感じるほどの気候になっています。中国経済の影響を受けた日経平均株価と連動するかのように気温も下降し、季節も変わり、今では、8月前半の猛暑日が夢でも見ていたかのようです。
台風の動向が気になるところですが、訳あって急きょここに来てしまいました。
それは、埼玉を代表すると言っても言い過ぎではない、観光地長瀞です。
渓谷の岩畳やライン下りを目的に、休みの日はたくさんの人で賑わう場所なんですが、やはり台風の影響でしょうか、お客様は若干少なめのようで・・・。
長瀞の駅は山側に入口があり、荒川や岩畳が目的の場合は、Uターンして踏切を渡る道を進むことになります。その道の両側には、煎餅、饅頭、かき氷などの土産店が軒を並べ、散策に飽きることはありません。
到着時刻は、ちょうど昼。いい匂いがしてきました・・・。
でも今回の目的は宝登山神社。このホームページ、chichibu34.com【ゆるーり秩父、寺めぐり。】が、ようやく完成しましたので、その報告に伺うという次第でございます。
それでは新たな誓いを胸に、いざ向かいたいと思います。
長瀞は、文字通り岩畳が創り出す、荒川の長ーい瀞が由来となっています。
宝登山神社の参道は、その長い瀞から、山側へ90度方向に伸びていまして、観光地としては山と川で凄くわかりやすい。
でも、その範囲は上下左右に伸びているから、すごく広いんですね。そして参道も長くたっぷりと距離があります。
かなりぼんやりとした子供のころの記憶では、ここに馬車が走っていたなあ。タクシーを使う人もいるのかなあ。などとあれこれ考えているうちに15分ほどで到着しました。
8月25日は赤口なんですね。あまりいい日ではありませんが、今日は報告と誓いの参拝ですので参りたいと思います。
鳥居は端の方を一礼してくぐり、参道を歩く時も、中央は避けます。
手水舎で手を洗い口をすすぎます。
本殿に到着しました。
荘厳な空気が漂う境内は、美しくこころ洗われる場所となっています。向拝の真下に立ち、賽銭を置き、次の方のために左側に避け、二拝二拍手一拝し参拝を終えました。
『祈り』を終えたあとの清々しい気持ちは、神札所(しんさつじょ)へ向う人々の背中からも、その御顔を見ることなく推察することができます。
この場所は、秩父三社と呼ばれるだけの清らかなエネルギーを実感できる場所なのではないでしょうか。そして、内なるパワーに目覚める場所、そういう意味でのパワースポットなのかもしれません。
参拝後は、ロープウエイに乗って奥宮へ向かいます!
『車おはらい所』の脇から登山道がありますので、そこから登ります。
歩いて10分ほどで到着です。
宝登山ロープウエイは15分間隔で運転していますので、ほとんど待つことなく乗ることができます。
ただし、ロウバイの見頃を迎える時期などは、混雑しますので注意が必要です。
ロープウエイを降りて、人々の動きについていくと小動物公園に向かいます。その途中、左側に階段がありますので、そこを登ります。
階段の途中から鳥居が見えます。
奥宮に到着です。
本殿同様、二拝二拍手一拝し参拝を終えました。
山の上は、夏休みで動物公園もあることから、元気な子供の声がたくさん聞こえてきました。ちょうど、宝登山神社の奥宮を出るところで・・・。
「ここは神様のところだからね!」と、はしゃぐ子供をたしなむ父の声が・・・。声がする方を見れば、30代前半の若いお父さんが立っています。
面白いもので、その瞬間自分の過去を振り返るんですね。
そのような、自分には無い意識の高さを持つ若いお父さんに感銘した事も含めて、宝登山山頂は少し汗をかいた体に心地の良い、とっても気持ちいい風が吹いていました。