ゆるーり秩父、寺めぐり。【秩父札所編】

秩父観音霊場・札所めぐりで使うGPS対応巡礼地図を作りました。

コスモスの画像 コスモスのモバイル用画像

秩父札所で何をするのか?正しい参拝方法とは

秩父札所巡りの作法とは?参拝の手順を知りたい

秩父札所境内のイメージ画像

札所の中で行う宗教的な儀礼はさておき、難しく考えることは何一つありません。まずは山門で合掌し、迷うことなく観音堂の前で、ただひたすら【南無観世音菩薩】(なむかんぜおんぼさつ)と唱えるだけです。信仰の対象が観音さまであることをイメージして、心を込めて願いごとを祈ります。大事なことは【南無観世音菩薩】これだけです。

ただし、寺院の山門をくぐれば、そこは聖地になることを肝に銘じてください。秩父札所の寺院のほとんどが禅宗なので、【不許葷酒入山門】(葷酒山門に入るを許さず)となっています。ここで言う葷酒(くんしゅ)とはニオイの強い野菜と酒のことでなんですね。坐禅修行の場所であるということは【静】が基本になりますので、身なりと心を整えてから参拝するのがマナーだと思います。

不許葷酒入山門の画像
秩父札所第7番不許葷酒入山門の石碑

なぜ【南無観世音菩薩】が大事なのか?

【観音経】受諸苦悩。聞是觀世音菩薩。一心稱名。觀世音菩薩。即時觀其音聲。皆得解脱。とあるからです。

秩父札所の正しい参拝方法とは

参拝者は目的も個々の信念も千差万別です。坂東三十三観音の4番長谷寺や13番浅草寺などは、観光地化しているので、読経すら恐縮して憚りを感じます。また、時々二拍手が聞こえてきたり、人で溢れたカオスな状態になっているんですね。さらに、秩父札所34観音霊場の中も、寺院ごとに仏教の宗派が違います。したがって、参拝の形式に決まりなどはありませんので、そこは個人の判断でよろしいのではないかと思います。

とは言うものの、秩父札所だけではなく百所観音巡礼では、経を納めた証として朱印をいただきますので、郷に入りては郷に従えで【般若心経】を唱えることをおすすめします。

秩父札所山門のイメージ画像

ゆるーり秩父、寺めぐり。の管理人はこんな感じで参拝しています。

  1. 山門で合掌して一礼
  2. 手水舎で清浄(手・口)
  3. 鰐口(鐘)を1回鳴らす
  4. 納札(障碍退散・埼玉県・つくいひであき・令和6年11月5日)
  5. ロウソクで灯明・線香
  6. 賽銭(100円以上)
  7. 本尊前での納経(読経例:札所1番納経)
    1. 開経偈 むじょうじんじんみみょうほう・・・

    2. 般若心経 ぶっせつまかはんにゃはらみたしんぎょう・・・

    3. 御本尊真言 おんあろりきゃそわか・・・

    4. 回向文 ねがわくばこのくどくをもって・・・

  8. 納経所で朱印をいただく(500円)
  9. 山門で合掌して一礼

【その他】札所めぐりの前に知っておきたいポイント